体験記 No.1

2009年11月生まれ 男の子
父はアトピーなし。母がアトピー。

きらきらぼしに参加して、我が子は軽い方だと思いました。
そんな我が家の体験ですが、少しでも参考になれば幸いです。

生後1ヶ月

乳児性湿疹発症
念のため近くの皮膚科で診察。
ステロイドを処方され数日塗布。
ステロイドはその後数ヶ月塗らない。
この頃から自分で顔をしきりにこすっていた。

5ヶ月~1歳0ヶ月

カサカサ・湿疹が増え、身体全体に広がったので近くの小児科で診察。再びステロイド塗布開始。
離乳食の食べるものが増えるにつれ、顔の湿疹が急増。
食物アレルギーと診断。(アレルギーに詳しくない医師だったため、血液検査の結果だけで判定された)
除去しても治らない。色々試行錯誤。
他の病院にも連れて行くが行き詰る。
ステロイドもランクが上がり量も増えていく。
夜もひどいときには30分おきに起きてはかゆがり泣いていた。

1歳1ヶ月

「赤ちゃんこどものアトピー治療」を読み、脱ステ開始。
1週間後ぐらいに背中・お腹に集中的な強い湿疹が出る。
亀の甲羅のような分厚いかさぶたができるが本人は案外平気そう。


胴体のみで服を着るとほとんどわからなかった

佐藤小児科 美津子先生から初めて診てもらう。
軽く済むタイプかもしれないとの診断。
「心配なことがあったらまた来てください」

湿疹は半月ほどで回復。全体はかさついているものの問題はない。

1歳3ヶ月(脱ステから2ヶ月)

この頃から膝の裏をひどく掻くようになりジクジクと血が出るようになる。
ジクジク面積少しずつ広がる。
顔も強く掻くようになり左眉毛にもジクジク&血→少しずつ広がって行く

顔に少し出始めた頃

顔に少し出始めた頃

日を追うごとにかゆみ強くなる。
痒みに襲われると、泣きながらパニック状態で血だらけに。
掻くことを止められなくなる。
冷やす・ドライブに連れて行くなどするも効果は薄い。
おっぱいをあげると掻くのをやめる確立が高く、とにかくおっぱい頼みに。
ごはんはあまり食べてくれない。

1歳4ヶ月

佐藤小児科で再診(すっかり落ち込んだ我が家。負のオーラに包まれて)
美津子先生 「お母さん!私の言うことしっかり聞いてや!」
おっぱいを完全に断つこと・自由に掻かせること・気にしない
断乳に自信のない私たちへの気持ちも汲み取りながら丁寧に説得してくれました。
お風呂は週2回ぐらい、寝る前に手と足の裏を洗うぐらいに。

1歳5ヶ月(脱ステから4ヶ月)

ジクジク、血、痒みは身体のあちこちに。
1日数回はパニック痒みが襲い。泣いてばかり。
断乳実行のリミット。悩みぬいた末、断乳決意。母は別室で寝ることに。


断乳成功。
しかし症状はさらに悪化が進む。激しく泣いてばかり。
食後1時間後あたりになると体が異常に熱くなりものすごくかゆがる。
何かアレルギーでも?いろいろ試してもやっぱり原因はわからない。
心配になり佐藤小児科に電話し美津子先生に相談するが、食後はなりがちなので気にしなくて良いとの返答。
自由に掻かせるというのはしばらく受け入れられなく、手袋一体型のTシャツをパジャマにしたりしていた。
息子は全く笑わなくなった。無気力な表情をしている。
公園に連れて行っても掻きまくり泣いて一歩も動かない。

期待していたごはん、全く食べない。
心配になり牛乳や野菜ジュースを飲ませてみる。
そんな日々が続き、飲み物でカロリーを摂りすぎてお腹がすかないのかなと思い、飲み物を水だけにした。
するとごはんを少しずつ食べてくれるようになってきた。
快方の兆しが見えはじめる。
食後1時間後に出た異常にかゆがる症状もなくなっていった。

どんなに激しく掻いても血だらけになっても大丈夫なんだ、その後なんとかなるんだとわかり、親も自由に掻かせることを受け入れられるようになってきた。

ご飯を食べ始めてくれた頃。むくんでいる。

まだまだ食は細いのが気になり先生に相談し渡辺先生に来ていただくことにする。

渡辺先生「(アトピーの症状)軽い軽い!ごはんも食べるじゃない。もっと外に連れて行きなさい!」
具沢山のおみそしるなど簡単に栄養を十分摂れる方法に目からウロコ。先生のパワーをもらいこちらも元気になった。

顔のかさぶたがだいぶ減った。

顔のかさぶたがだいぶ減った。

顔の大きなかさぶたはなくなった。

まだ膝はときどき血だらけに

まだ膝はときどき血だらけに

1週間後の膝。治り方が驚くほど早くなった。

1週間後の膝。治り方が驚くほど早くなった。

~2歳

ごはんを食べるようになり驚くほどめきめき良くなっていき、本人も笑顔が出てきた。
手はかゆがり血だらけかさぶただらけなので、なかなか手を洗えないが、拭いてあげれば案外平気だった。
あいかわらず掻くが、はがれたかさぶたの下の皮膚の一部が赤くてもジュクジュクしていない少し丈夫な肌になっている。赤みのある乾いた肌はだんだん普通の肌になり、少しずつきれいな肌の面積が増えていった。乾いた肌は掻いても傷つかず、ジュクジュクしない強い肌になっているのがわかった。
食事の影響であごの下のジュクジュクは結構長引いたが、食べ方が上達するのとともに減ってきた。

2歳頃、全身ほとんどかさぶたは無くなったが、症状が悪化した冬になったせいか、ひざや手、首のかさぶたは復活してしまった。けれど乾いていてジュクジュクはほとんど出ない。
そして今に至ります。まだ完治はしていませんが、すっかりきれいになる日が来るのが楽しみです!

顔はきれいになりました

顔はきれいになりました

全身の様子

全身の様子

2016/08/18