【京都初ZOOM開催!】第42回京都きらきらぼし 2020年9月13日ZOOM開催後ご報告
こんにちは、きらきらぼし京都お手伝い係の城島です。
コロナウイルス感染拡大の影響によりしばらくきらきらぼしの開催は中止にしておりましたが新しい生活様式に沿い、今回はリモートきらきらぼしを試みることとなりました。
今回のリモート開催に参加いただいたのは1歳から5歳までのお子様がいらっしゃる10組、
各地のお手伝い係、アトピーっ子育児の会のちんじゅうこと遠藤まどかさん、成人アトピーで脱ステ治療をし、関東を中心に活動されていたモッチーさん、佐藤小児科の佐藤美津子先生、栄養士の渡辺雅美先生でした。
始まって、皆さんに自己紹介していただき
美津子先生からのお話が始まりました。
ステロイドを使用しない治療では以下のことがとても重要となります。
①よく寝る
(質の良い睡眠をとる)
②よく食べる
(タンパク質をおやつにも取り入れる)
③自由に掻かせる
④目を見て相手をする
(アトピーや湿疹にとらわれない育児を楽しむこと)
⑤よく遊ぶ
この中でも特に①の良質な睡眠(長時間続けて眠れること)をとることが大切だとお話されました。
(京都きらきらぼしの以前の報告にも載っているので是非ご覧ください。)
次は、予め10組の参加者の方からいただいた
質問の内容をまとめたものになります。
(回答は佐藤美津子先生、お手伝い係からの言葉を簡潔にまとめてあります。)
A.別室で寝る、無理な場合は保護者の方は寝たふりをする。
1人で眠れるようになった幼児の例
・○○ちゃんは、プリンセスだから1人で眠ろうと誘う。
・○○くんは、今日からお兄ちゃんだから自分のお布団用意してあげるね。
Q.脱風呂を実行しているが、汗で痒みが増しているのでは?
A.痒みが増すようであればサッとお風呂に入れる。感染症を予防する為に定期的に風呂に入れることを推奨している。(期間は症状により異なる)
Q.アトピーっ子に向いてるスポーツは何か?
A.向いてる、向いていないよりも子供がやりたいかやりたくないか。
嫌々やっているスポーツなら辞めるべき。
Q.保育園で同じアトピーのお友達がいないことに子供が不安を感じている。
お友達が欲しい。
A.日本各地にきらきらぼしのような繋がりはあるので出来る範囲でご紹介します。
Q.アトピーとの向き合い方は?いつ治る?
A.アトピーが治る時期は誰にもわからない。子供に任せる。又、かわいそうという目で見ない。
死ぬ病気ではない、長い目で見守っていく。
Q.色々な情報が出回っているが保湿する場合塗布するのは何がいいのか?(アボカドオイル?グリセリン?ワセリン?)
A.情報に振り回されないこと。保湿剤などは子供の症状によって使用、塗布するものは異なる。
Q.タンパク質1.2倍とはどのようなメニューか?
A.魚や肉など2割くらい増やすのが理想。
食欲を増やす為、よく遊ぶ(運動量を増やす)のを推奨している。
栄養士の渡辺雅美先生のお話を簡潔にまとめます。
①粉高野大さじ1
②牛乳大さじ2
①と②を混ぜたものにラップを2/3してレンジで50秒加熱する。
ふわふわになるのでそこにバナナをいれて完成!
【美味しいごはんを食べよう】
主食を5分付き米にする。
酸化が早いため精米器を買って自分で食べる分ずつ精米するか、5キロずつ5分付きに精米してくれるところを探すといい。
ビタミンB1などビタミン類が残っているのと食物繊維も豊富なので便秘気味の子には特に効果的!
炊く時のコツとしては浸水時間30分で水の量は米の1.2倍で炊くといい。
【具沢山みそ汁のオススメ】
汁物が好きな子には、みそ汁などに玉ねぎ、人参、油揚げにプラス家にある野菜などをいれるといい。
緑の野菜が苦手な場合でも人参が食べられたら緑黄色野菜が取れる。
すりおろしたりして何にでもいれたらいい。
汁の具で豆腐を入れている人が多かったが、豆腐は水分が多くタンパク質少なめ。
入れるなら細かめに切った高野豆腐にするといい。
汁に栄養が溶け込んでいるので汁も飲むこと。
楽しく親子で栄養取りたいですね♪
(Q&Aに関しましては前回までの報告に記載されている件と重複しているものは一部、割愛させて頂いております。)
あっという間の2時間が過ぎ、解散になりました。
今回ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
今回のきらきらぼしに参加して、思ったことは
新しい生活様式になり、何かと孤立しがちな育児の中で子供のアトピーとの向き合い方を改めて考えさせられました。
実は私自身、子供の脱ステ中のピーク時は何をしたら治るんだと色々と対処策を考えて湿疹ばかり気になり食べさせなくてはと必死になったり夜もほっとけず親子で睡眠不足で遊ぶ元気がなかったりと楽しむとは程遠い生活をしている時が多かったので本当に後悔しています。アトピーとの向き合い方をずっと考えていました。
わかったことは、受け入れることから始まるんだということでした。
そして後悔してもあの頃は戻ってきません。(涙)
アトピーっ子育児は大変ですね。
しかし、たくさん食べて、たくさん眠って、たくさん遊んでいたら死ぬ病気ではありません。
かわいそう、と思うより可愛いね、と声をかけて欲しいです。
子供は親御さんの笑顔が大好きです。笑顔になれない時は、笑顔の写真を一緒に撮ってみるのも良いですね!
情報社会の世の中ですが、色々な情報に振り回されるのであれば情報源である携帯やパソコンの時間を栄養のあるごはん、一緒におもいっきり遊ぶ時間にしてみてください。
と偉そうに言ってますが、私みたいな人が少しでも減りアトピーがあってもなくても育児を楽しめる方が増えればいいなと思います。
また皆さんときらきらぼしでお会いできること楽しみにしております!!