「赤ちゃんのアトピーを早く治すには3つの事が大事」:第36回京都きらきらぼし 開催後ご報告
こんにちは、きらきらぼしお手伝い係の城島です。
第36回きらきらぼしが9月9日日曜日に開催されました。
12組の方とフリー枠2組の方合わせて14組の方に参加して頂きとても賑やかな会となりました。午前中は雨という不安定天候の中ご参加頂きありがとうございます。
乳児から幼児、小学生と幅広い年齢のお子様が参加してくださいました。
今回もきらきらぼしは佐藤美津子先生と栄養士の渡辺まさみ先生のお2人を迎えスタートしました。
初めに司会のお手伝い係から挨拶をした後
美津子先生から挨拶後
①自由に掻かせること、掻くことについて何も言わないこと。
②食べること。食べないと栄養不足になり体重減少につながり重症化になる。
③夜に寝る事が特に大事。歩けない段階で一人で寝るようになる事が大切です。」
とお話されました。
私はふと自身の子供の治療していた時を振り返りました。
うちの子供は生後三か月から脱ステロイド治療を開始したのですが夜一人で寝かせる事がなかなか出来ずでした。
痒みで眠れず甘えてくる子供の世話をし、親子揃って寝不足が続く毎日でした。
治療を始めて半年ほどの時、意を決しベビーベッドで1人で寝かせるようにすると一週間ほどして朝まで一人でぐっすりと眠れるようになり肌の回復のサイクルも早まり、私も寝不足が解消され子供と遊ぶ時間が増えご飯もたくさん食べてくれるようになりました。
現在2才の子供は自分のお布団で眠り沢山ご飯を食べアトピーだとは気づかれないほど回復しました。
③が特に大事だと身をもって体験しました!
そして美津子先生から配布された資料の説明がありその後質疑応答の時間がやってきました。
会話の流れを完結にし、ここに記します。
細菌感染について、抗生剤の効果はあるのか?
A.
細菌感染は主にブドウ球菌と溶連菌があり溶連菌の場合は抗生剤の効果が見込める。
細菌感染の場合2日3日ほどで急激に悪化する事がある。
細菌感染の場合、脱風呂しすぎるのも良くない。
肌を濡らすと小さなニキビのようなものが見える場合がある(以後これを膿袋と呼ぶ)それが痒みを伴っている場合があるので場合によっては石鹸で洗い流す事もある。
膿袋がない場合は脱風呂を1ヶ月ほどしている子供もいる。
Q.
非ステロイドで小さい頃からアトピーが治りません。成人になってもアトピーが悪化するのはなぜ?
A.
成人のアトピーの場合はストレスで悪化する事が多い大人になってもアトピーが良くならないのは幼少期から親にかまわれ過ぎている場合が原因の1つにある。
20才過ぎても親に掻いてもらっている人がいた。
(自立が出来ていない)
Q.
子離れする理由は何故?
A.
痒いのは本人しか解らない。傍で寝るという事は親も子供も寝られない事が多い。眠れない子供を親は喜んで世話をしているわけではない。
親もストレスを感じたままでいると良い親子関係を築くことが難しい。
アトピーを治す魔法の薬などない。アトピーは子供に任せる。
Q.
ステロイドがダメな理由は?
A.
ステロイドがダメではない。アトピーを治す薬ではなく、特殊な薬であり簡単に使う薬ではないと考えている。しかし重症患者には命の危機がある際はステロイドを使用する。
Q.
周りの目が気になる
A.
お手伝い係の人は何て言うてるの?と振られ
何でお顔赤いの?と聞かれると「赤いねー、頑張ってるから見守ってあげてね!」と返すと仰ってました。ちなみに私も聞かれたら「今かいかいの病気頑張って治してるんだよー!」など返してました。
Q.
一才過ぎても母乳をあげているのは何故ダメか?
A.
夜中に起こされてお母さんは喜んであげているのか?起こされる事でストレスを感じているなら親子関係がマイナスになる事がある。
おっぱいを飲ますということは赤ちゃんとして子供を見ているということ。
一才の子供なら一才の子供として、2才の子供なら2才の子供として扱う。
Q.
一人っ子や一番上の子供を親がかまい過ぎてしまい治りにくい傾向にあるのか?
A.
そのようなデータはない。アトピーは子供の自分の力で治っている。その背中を押すのが子供の自立。
Q.
一人寝をさせる際にうつぶせ寝が心配
A.
保育園では5分に一度息の確認をしている。
確認するのが無理ならばモニターなど使用するのも良いのではないか。
最初は泣くがそのうち一人で寝るようになる。
Q.
KBクリームや抗ヒスタミンの効果は?
A.
ステロイドを塗った事がない子供には出すことはあるが効果が見込めるかどうかはわからない。
何か塗ったからといってアトピーが治るわけではない。
完結に記載しておりますが今回も美津子節が炸裂しました!!
質疑応答の後はグループに分かれてフリートークをしました。
非ステロイドで治療しているがなかなか良くならず悩まれている方、脱ステロイドをするタイミングに悩まれている方など様々でそれぞれ話し合いました。
まだまだ時間が足りないところで時間が来てしまい終了の挨拶を終え皆様でお片付けをしお開きになりました。
そして第36回のきらきらぼしは終了いたしました。